今回の講演は、「環境変化に対応した経営策について」のテーマで、
ホール企業の経営者の方々に向けて、お話しさせていただきました。
環境変化への対応の基本的な姿勢は、
環境変化の直前まで待った方が適確な対応ができますが、
環境変化への対応策のうち、待ちすぎてしまうと手遅れとなってしまう対応策もあるはずで、
経営面ではそういった手遅れとなってしまうテーマをあらかじめ設定しておいて、
時間をかけて適確な対応をしていくことです。
たとえば、イベントができなくなった場合に、イベントに近い策を探し回るのではなくて、
イベントができなくても営業ができる状態を作り上げることです。
ところが、そのような取り組みは、短期間でできることではありませんので、
腰を据えた取り組みが必要なテーマですし、環境変化の直前から取り組んでは手遅れになるテーマです。
また、環境変化に伴って引き起こる現象に対して、
対症療法のような場当たり的な対応をするのではなく、
現象を引き起こす真の要因をしっかりと分析し、
対応策を練り込む必要性を、いくつかの営業面での問題点をご紹介しながら解説しました。
最後にチェーン店として経営面で大切なことは、
すべての店舗を良くすることが理想ではあっても、
現行の機種を新規則機にすべて替えて行くためにはかなりの資金を必要としますので、
ドル箱店舗を守り抜く必要性についてお伝えしました。
弊社の今年のテーマは、環境変化へに対応を求められる数年間を迎えておりますので、
できるだけ情報発信に努め、多くのチェーン店様が勝ち残る、
もしくは生き残るためのヒントをお伝えすることにありますので、
引き続き今回のようなテーマで、
多くの経営者の方々のお役に立てますように努めて参りたいと考えております。