今年のセミナーの主なテーマを、
新規出店やリニューアルの成功ノウハウに置いてお伝えしておりましたが、
今回のセミナーは、中堅チェーン店や中小チェーン店が
今後も勝ち残るための経営・営業面での強化手法を中心に
お話しさせていただきました。
チェーン店にとりましては、既存店強化は常に向き合うべき大事なテーマです。
ところが、よく見受けられる状況としまして、
既存店強化を各店舗の店舗責任者やエリアマネージャーに任せきりで、
チェーン店として仕組み化しているケースは極めて稀なことかと思います。
もちろん、既存店強化の着眼点や強化手法が店舗個々であって、
共通の部分が全く無いのでしたら、それでも良いのかもしれませんが、
通常は各店舗共通の部分が多いとすれば、パターン化しておくことが重要な取り組みとなります。
弊社の考えでは、共通している部分が多いという想定で、
既存店強化の手法をパターン化することをお勧めしています。
そうした方が成功確率が上がりやすく、
チェーン店の店舗責任者が既存店強化をしやすくなるからです。
そのような考えの基に、
既存店強化のパターンの基本的な事例をご紹介しました。
また、既存店強化は、チェーン店における各店舗の位置付けに応じて
変わるはずです。
もっと稼働を伸ばして儲かる状態とすべき店舗もあれば、
利益やキャッシュを生み出してもらえれば
現状の稼働を維持してもらえれば良い店舗もあるはずです。
そのような各店舗の位置付けに応じて、既存店強化のあり方も変わるべきですし、
そうした観点からのポイントをお伝えしました。
また、近い将来に訪れる遊技機の規則改正に備えて、
どのような経営面での準備や営業面での準備が必要かをお伝えしました。
今回のセミナーは、木を見て森を見ずとなりませんように、
森である全体像をご紹介しましたので、
次回は森をふまえて、
木であるテーマを実践的かつ具体的な取り組みポイントと共に、
事例を交えてお伝えしたいと考えております。