今回のセミナーでは、完全新規則機時代への移行後の勝者の条件の主な柱をご説明し、
その柱のひとつが、V字回復のシナリオ作りができていることと、
多店舗展開とチェーン店マネジメントの体制構築ができていることとなりますので、
客数データを利用したチェーン店マネジメントの仕組みとしての
店舗ポートフォリオ分析の考え方について、お伝えしました。
チェーン店マネジメントにとって最重要なことは、
限られた全社予算を各店舗に最適配分することによって、
全社収益が最大化することですが、
店舗数が増えれば増えるほど、
投資配分の組み合わせは幾何級数的に増えてきますので、
最適な予算配分ができないまま、
ほとんどのチェーン店が経営されていらっしゃることが実態かと思われます。
前年比であったり、現場の要望の積み上げであったり、
誰かの感覚であったりがほとんどのはずですが、
これでは最適化の保証もなく、全社収益が最大化されるはずもありません。
さらに申し上げれば、バジリスク絆をはじめとしたスロットの主力機の撤去や受動喫煙対策、
場合によっては商圏における新規出店やリニューアルなど、
各店舗の個別の環境変化によって、頻繁に状況が変わってしまえば、
そのたびごとに予算配分は見直すべきで、
1年間同じ予算配分で進行していることは、
環境変化の時期では良くないことは自明の理です。
したがいまして、仕組みとしての全社収益を最大化するモノが必要となる訳ですし、
そのうちのひとつの解決策として、
弊社サービスである店舗ポートフォリオ分析の考え方をご説明しました。
考え方だけでも採り入れていただければ効果が出ますので、
ご参加の企業様の予算配分を最適化することの重要性と解決策について
ご理解いただくお時間となったものと考えております。