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2025/10/28:商圏における遊技客数の数え方が戦略立案のために役立っていますか?

  さまざまなご支援先様の営業会議用の資料であったり、

リニューアルや新規出店のための戦略資料をはじめて拝見しますと、

よく見受けられる現象を、今回はご紹介のうえ、あるべき姿につきまして、

ひとつの考え方をご紹介したいと思います。

 

  パチンコ店ビジネスはすでに成熟してしまっているビジネスですので、

直近の高単価機種のような、ちょっとした成長分野が登場しない限りは、

マーケットサイズは増えませんので、

競合店から客数シェアを奪うことでしか、自店の成長や業績向上は期待できません。

 

  こうしたことは、ほとんどの方々がご認識のことかと思いますが、

商圏における遊技客数を数える時に客数データを

そのまま使っているだけのケースがほとんどではないでしょうか?

 

  もちろん、商圏の全体感を把握するためには必要ですが、重要な客数の数値は、

競合店から奪える可能性がある客数の数値です。

  いくら商圏の遊技客数が多くても、奪える対象の客数が少なければ、

自店の成長や業績向上は期待できないからです。

 

  したがいまして、投資判断をされる際には、

当然ですが奪える対象の客数で考えることとなりますので、

どう奪える客数を見出せるかが重要なポイントとなります。

  端的に申し上げれば、最低限として以下の観点は反映していただきたいです。

 

  ①台数シェアと客数シェアの観点で現実的な範囲の設定か?

  ②シニア層をはじめとした動かしづらい客層を含めていないか?

      もちろん、シニア層の獲得に自信がある場合は含めていただいて大丈夫です。

  ③競合店が薄利運用で集客している機種の客数を含めていないか?

      もちろん、薄利でも収益性に結びつくような体制のお店であれば大丈夫です。

 

  その他の観点もありますが、いずれにしましても、

分析の精度が求められるところです。

 

  仮に、奪える客数をシビアに数えた場合に、

それなりに奪いがいのある客数であれば良いですが、

奪える客数が少ない場合にどう考えたら良いかの問題が生じてしまいます。

 

  その場合には、従来通りの戦略では、

奪いようがないことを示唆していますので、

戦略を大幅に見直すべきということとなります。

  まがりなりにも、現時点の客数シェアをはじめとした状況は、

これまでの戦略・戦術を行使した結果ですので、

従来通りの戦略を変更しない限りは、

きっとこれからも状況はたいして変わらないはずです。

  つまりジリ貧になってしまうことを意味しています。

 

  商圏内における遊技客数が多いと、なんとかなってしまうように感じやすいですが、

客数を奪える可能性がある客数に絞った場合には、状況への認識が変わりやすいはずですので、

もし奪える可能性がある客数を数えていないようでしたら、

まずは取り組んでいただくことをお勧め致します。

  きっと戦略のあり方が変わるはずです。

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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