2022/11/8号：リアル店舗の価値について
今回は、最近読みましたビジネス書から、
リアル店舗の価値をあらためてお伝えしたいと思います。
ご紹介するビジネス書は、
野村総合研究所の「日本の消費者はどう変わったか」です。
野村総合研究所の生活者研究・
マーケティングコンサルティングチームが実施する
ＮＲＩ「生活者１万人アンケート調査」の
２０２１年調査が基になっています。
この調査は、インターネット調査ではなく、
訪問留置式で一戸一戸訪問し、層化二段無作為抽出法で
地域・性年代構成が日本人の縮図となるように工夫された調査で、
日本の消費者の実態・変化を捉えることができます。
コロナ禍の影響を受けて、
日本の消費者がどう変化しているかを
さまざまな観点から解説しておりますが、
今回ご紹介したいのは、
「コロナ禍におけるリアルの役割とは」です。
本では、
「リアル店舗の役割として重要なのは、
顧客体験価値の向上である。」
「参照度が増えてきている口コミという観点からも、
思わずＳＮＳに投稿したくなるような
話題性のある顧客体験を生み出す取り組みを
積極的に行うことが重要である。」
と述べています。
ネット通販という競合が存在するようなリアル店舗であれば、
わざわざ消費者に足を運ばせる価値がなければ
ビジネスとして成り立ちませんので、
顧客体験価値の向上を重要視することには説得力があります。
パチンコ店ビジネスもオンラインカジノなどのような
ネットとの競合状況は深刻ではありませんが、
競争環境が厳しいことには変わりはありませんので、
ただ遊技機を設置している程度ではなく、
お客様が来店された時の体験価値を重要視することは
必要不可欠なことと考えています。
実際に新規出店やグランドリニューアルでは
差別化要素として必要不可欠なこととなっていますし、
効果も実感しています。
ぜひ、「顧客体験価値の向上」を差別化要素として
お考えいただければと思います。
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ご興味がございましたら、
ご参加に向けてご検討いただければと思います。
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