2024/4/9：「ジョハリの窓」をお店作りに応用できているか？
先週末に２日間にかけて近畿地方の
さまざまなエリアを視察してきました。
あるエリアでは、
1番店がレベルの高いお店作りをして
いるため、
２番店以下のお店との集客状況の差が
以前よりも開いておりました。
当該1番店は全国でも有数の激戦区で
切磋琢磨しているチェーン店のお店で、
２番店以下はほとんどが地場のチェーン店
のお店です。
激戦区で切磋琢磨されることの価値を
感じるとともに、
競争環境が厳しくなくとも、
お店作りの水準を引き上げる必要性を
あらためて感じた次第です。
今回は、
かなり以前にお伝えしていることですが、
今回の視察や直近のご支援を通じて、
どのお店も向き合うべきテーマとして、
あらためてお伝えしたいと思います。
心理学でよく使われるモデルに
「ジョハリの窓」というものがあります。
これは、
縦軸に他人が分かっている自分のことと、
他人が分かっていない自分のことの２軸を置き、
横軸には自分が分かっている自分のことと、
自分が分かっていない自分のことの２軸を
置きまして、
四つの窓を作ります。
一つ目のの窓は、
他人にも自分にも分かっている自分のことで、
「開放の窓」と言われていますが、
この面積が大きいと他人とコミュニケーションが
円滑になりやすいとされています。
二つ目の窓は、
他人が分かっているが、
自分は分かっていない自分のことで、
「 盲点の窓」と言われているものです。
三つ目の窓は、
自分には分かっているが、
他人は分かっていない自分のことで、
「秘密の窓」と言われています。
コミュニケーションが苦手な人は、
この面積が大きいとされています。
四つ目の窓は、
自分も他人も分かっていない自分のことで、
「未知の窓」と言われているものです。
詳細は割愛させていただきますが、
ビジネスにおいては、
「盲点の窓」が重要です。
他人は分かっているが、
自分は分かっていない自分のことですので、
ある意味、
直しようが無いと言えます。
お店作りを考えた場合、
お客様からみた場合に、
そのお店の良さや悪い部分にお客様が
気づいていたとしても、
お店側はその良さや悪い部分に気づいて
いませんので、
良さをさらに良くしていくこともできなければ、
悪い部分を直すこともできない面積がある
というメッセージが、
「ジョハリの窓」の「盲点の窓」が教えて
いることです。
「盲点の窓」の面積が全く無いということは
あり得ず、
面積が大きいほど問題は深刻化します。
したがいまして、
「盲点の窓」の面積を減らす取り組みをする
必要がありますが、
そのためには、
他人の目が必要とされています。
お客様のご意見をいただいたり、
エリアマネジャーの方がその役割を果たしたり、
第三者が覆面調査したりといった工夫が、
一般的に有効とされていますが、
大切なことは、
「盲点の窓」の面積が生じてしまう事実に
向き合い、
「盲点の窓」の面積をできるだけ減らす
仕組みをお店の営業に採り入れることです。
そしてできれば、
お客様も分かっていて、
自店も分かっている「開放の窓」の面積を
増やし続ける流れができていることです。
弊社も店舗改善余地を診断させていただく
サービスを通じて、
ご支援先様の店舗の「盲点の窓」の面積を減らす
お手伝いに努めて参りたいと考えております。
今月の１８日に弊社主催の勉強会を開催致します。
４月からの年度はじめにふさわしい内容とさせて
いただいておりますので、
ご活用いただければと思います。
詳しくはこちらをご覧ください。
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こちらも有効活用していただければと思います。
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