固定化しない理由を考える

低貸玉という営業形態が飽和状態となる中で、

休眠顧客・新規顧客の掘り起しという観点からの

大きな手段が使えなくなっている状況を迎え、

新規顧客の取り込み・固定化、

競合店顧客の取り込み・固定化がかつてなく難しくなっています。

こういった現象は、パチンコ業界よりも先に

成熟化してしまった外食業界でも同様の現象が起きています。

こういった現象に対する解決策として、

市場全体のパイが縮小する中で、

新規顧客の取り込みのために

ホットペッパーやグルーポン等の媒体を通じて、

大幅な値引きにより集客を図っていますが、

その場限りの集客で、リピート化・固定化につながっていません。

この現象は私共の業界で例えれば、

雑誌系イベントをはじめとした強イベントをした時だけ、

その放出という大幅な値引きをもって集客したとしても、

一時的な集客でリピート化・固定化につながらない構図と

まったく同じです。

私共の業界では、まだ答えを持っているお店を

見ることが少ないですが、外食業界ではこの問題、

すなわち固定化しない問題に対する

自店なりの答えをもって

繁盛しているお店が見受けられます。

固定化しない問題に対して、

弊社も自社なりの答えをもって、

ご支援先にご提供させていただいておりますが、

このコラムをお読みの皆様も、

外食業界から大きなヒントを得ることが

できるという期待を持って、

外食の機会を利用していただけたらと思います。