パチンコ・チェーン店の経営課題を考える:「遊技人口の減少に備える」

パチンコ・チェーン店の経営課題を考える:「遊技人口の減少に備える」

  先日のパチンコ日報さんに、

弊社の考えを取り上げていただいただきましたので、

当コラムで御礼を述べさせていただくこととともに、

補足的にご説明を加えさせていただければと思います。

 

  遊技人口の算出方法や根拠につきまして、

精通している訳ではありませんので、

500万人となるかはわかりませんし、

居住人口の推移は予測できても、

その他の未来予測はなかなか当たりないことが通常の姿です。

 

  したがいまして、予測を的中させるというよりも、

経営は企業を存続させることに大きな意義があるとしましたら、

悲観的な予測に備えて、

存続できるだけの対策を立案し、

存続させることができる体制作りに取り組むことが

肝要であることは自明の理です。

 

  そういった体制作りの一環としまして、

店舗ポートフォリオ分析という考え方を通じて、

投資優先順位を見極める重要性をお伝えしている次第です。

  通常豊富に予算があることは稀な姿で、

通常は限られた予算の中で、

全社収益を最大化させるべく

予算を配分して行くことがポイントです。

  予算配分が歪んでしまい、

伸ばせる店舗やドル箱店舗に予算が行き渡らないばかりか、

負担がかかり過ぎて疲弊してしまい、

さえない店舗となってしまっては、

企業の存続が危ぶまれます。

  中長期に渡り、

企業が反映しつづけるためには、

伸びそうもない店舗への予算配分を絞って、

伸ばせる店舗やドル箱店舗への予算を

重点的に配分し続ける姿勢が大事です。

 

  また、何となくでは儲かりづらい経営・営業環境となっていますので、

どういったパターンで儲けて行くのか、

いわゆる自社なりのビジネスモデルを

考える必要性があります。

  そういったビジネスモデルを考えることにあたりまして、

家電量販店と町の電器屋さんのこれまでの歴史は

とても参考となります。

  もちろんビジネスモデルは

大型店が全てではありませんので、

自社・自店なりのビジネスモデルを

考えていただきますことをお勧め致します。

 

  以上のご説明によりまして、

より深いご理解をいただけましたら

幸いに存じます。