私どもの業界は、
営業部長様・エリア長様・店長様等の営業幹部の方々が考える
機械入替・イベント・販促等の営業戦術については、
日常業務の中で比較的活発な議論が行われているものと思われます。
ところが、企業としてみた場合に、
営業戦略と呼ばれるものについて、
どれほど多くの時間が割かれているのでしょうか?
限られた経営資源の中で、
どの分野・どの部分にふり分けていくかを考えた場合、
環境の変化に合わせて柔献に軌道修正をすることも必要です。
たとえば電力不足の長期化が予測される今日、
節電対策を戦略的な発想で取り組む競合店が存在した場合に、
果たして営業戦術のレベルで対抗できるのでしょうか?
自家発電装置を導入し、自店で時間を過ごすことが
節電につながることを地域貢献としてPRしている効外型店、
ガスヒーポンで制約なしに冷房できることをPRしている駅前型店、
お盆商戦に向けてLED照明に全面切り換えし、
節電協力姿勢をPRする競合店が出てくる事例が現われています。
こうしたことは一例で、
輪番休業をシェアアップの好機として
戦略的な取り組みをしている企業と、
単なる店休日ととらえている企業とでは
大きな差がつくことが容易に想像されます。
戦略におけるミスは、戦術でカバーすることはできません。
企業として、今現在、戦略的に取り組むべきテーマは何なのか
今一度、棚卸しすること、また、もっと戦略について考える時間を
確保することをおすすめします。