ポイントサービスをはじめとした特典を満載した会員カードをお客様に保有していただき、
お客様を固定化する等、その行動特性を分析して営業戦略・戦術の立案に活かすことは、
多くの業種で行われていることです。
最近では、スマホユーザーが来店するだけでポイントが付くことを目当てに来店する効果が
出ている量販店がある状況です。
これに対して、ホール企業様が発行される会員カードについては、
法的制約から魅力的な特典を付けられないこともあり、
お客様全体における所有率も低いですし、
ご遊技中の利用率も低いのが現状です。
また会員データをどう活用するかのノウハウが不十分なこともあり、
実際の営業に活かす効果を実感できている企業様は少ないのが現状です。
実際のところ、会員データの活用法に習熟できたとしても、
会員カードの所有率と利用率も低い状況のなかでは、
効果が実感できないことも、ある意味当然なことかと思います。
以上のような会員管理の状況と比較して考えた場合に、
客数データはどのような状況でしょうか?
皆さんの店舗でも頭取りと言われる客数調査を実施されていることかと思いますが、
調査の仕方によっては、そのカバー率は会員管理のデータ以上のものがあります。
お客様の実態をとらえているという意味では100%はおおげさですが、かなりのカバー率です。
また、他業種と違い、堂々と競合店の客数データを調べられる業種ですので、
その長所を活用しない手はありません。
問題はむしろ採取した客数データをどう営業に活かすかのノウハウを
十分保有しているか否かと考えます。
お客様の行動特性等を営業戦略・営業戦術を考える切り口から分析し、
営業に活かせる形で頭取りを実施すれば、想像以上に営業に活かすことができます。
また、会員データと合わせて分析することにより、所有率と利用率が低い短所をカバーしながら、
会員管理の長所を活かすことにより、頭取りデータとの相乗効果も発揮されます。
なかなかお客様が増えないなか、会員管理と客数データの一層の活用により、
営業に直結するヒントが得られますので、是非取り組まれますことをお勧め致します。