2020/2/10号:「鳥の目、虫の目、魚の目」

  会社の経営にあたりまして、成功に不可欠な視点を説いた言葉ですが、

もちろん店舗責任者の方々でも、

店舗の売上や利益の責任を預かっている方もいらっしゃると思いますので、

その金額が他業種のひとつの中小企業の金額と変わらないとしましたら、

店舗の経営にあたって不可欠な言葉として、

受け止めていただければと思います。

 

  「鳥の目」は、大所高所から広い視点でモノゴトを見つめていく姿勢を

意味しておりまして、

「虫の目」は現場からの細かい視点でモノゴトを見つめていく姿勢を意味しています。

  また、「魚の目」は潮の流れを読むこと、

つまり時代の変化やトレンドを感じ取る姿勢を意味しています。

 

  これからのパチンコ店ビジネスは、

大きな環境変化を迎えつつありますので、

相対的に「鳥の目」と「魚の目」が重要となります。

  もちろんこれまでのように、

「虫の目」の代表的なテーマである機種選定の議論も重要ですが、

「鳥の目」や「魚の目」をこれからはしっかりと議論すべきですが、

「鳥の目」や「魚の目」については、

議論したことがなかったり、

そもそも議論すべき環境ではなかったことを考えますと、

「虫の目」しか持ち合わせていない店舗や企業の衰退が容易に想像できます。

 

  実際に取り組むと気が付きますが、

「虫の目」であるテーマ、

例えば機種選定はスケジュール的に間近に迫った問題ですので、

誰でも取り組まざるを得ないテーマであることに対して、

「鳥の目」や「魚の目」に関するテーマは

間近に迫っていないテーマのように感じてしまいますので、

今すぐの状態で考えますと、議論しなくても問題無いと考えがちですし、

今すぐには大きく問題が出ていないことも事実です。

  また、そもそも議論し慣れていないため、

「鳥の目」で議論すべきテーマや、

「魚の目」で議論すべきテーマには、

どういったテーマがあるか自体整理できない店舗や企業も

いらっしゃることが想像できます。

  このため、逆に放置してしまって

気が付いたら手遅れとなってしまうことが、

恐ろしさの要因ですし、

企業経営の破たんのパターンのひとつでもあります。

 

  したがいまして、今後は「虫の目」だけでなく、

むしろ「鳥の目」や「魚の目」の議論に重点を置いていただくことをお勧めします。

  「鳥の目」や「魚の目」を持たずして、環境変化には適応できません。

  「鳥の目」や「魚の目」における問題点を抱えたままで、

「虫の目」の努力でカバーすることはできないからです。

  これは、戦略のミスは戦術でカバーできないということと同じです。

  いまだに完全新規則機時代への移行を入替やPS比率の変更程度の問題として、

とらえていらっしゃる店舗や企業が見受けられますので、

逆に「鳥の目」や「魚の目」をしっかりと持てた店舗や企業が

勝ちやすい状況とも言うことができます。

 

  一方で、パチンコ店ビジネスは他業種に比べて、

特殊な規制の制約の中でビジネスをせざるを得ない部分もありますが、

消費者相手の店舗ビジネスである根本的な性質からもたらされる部分もありますので、

他業種の知見やノウハウ、

また学問的に証明されている理論やノウハウを利用できる側面もあります。

  もちろん、「鳥の目や「魚の目」に属する他業種の知見やノウハウ、

学問的に証明された理論やノウハウもありますので、

弊社も積極的に情報発信に努めたいと考えております。

 

  2月・3月に勉強会やセミナーを開催しますので、

ご検討いただけましたら幸いです。

  詳しくは、2月勉強会はこちら

3月セミナーはこちらをご覧ください。

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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