「イノベーションのジレンマ」という考え方があります。
これは、ハーバード・ビジネススクールの
クレイトン・クリステンセン先生が主張されている考え方です。
概要としましては、
新たなイノベーションを生み出すことに成功した企業が成長を実現し、
良い業績を上げることができると、
顧客のニーズに応えて改良を進めることに熱心になってしまい、
従来と異なる新しい価値を生み出すような
破壊的なイノベーションができなくなってしまう結果、
いずれそのジレンマに苦しんで
成長しづらくなる現象が見受けられるという考え方です。
違う表現で言えば、「成功のジレンマ」とでも言うことができます。
成功すればするほど、
その成功をもたらした要素をさらに強化することに頼りがちで、
違う切り口からお客様ニーズに対応することがしづらくなったり、
いつしか顧客ニーズから離れてしまうことも実務的にはあり得ます。
特に環境変化の際には、お客様のニーズに変化が起きますので、
以前は成功をもたらした要素を強化しても、
変化してしまったニーズには適応できていない結果、
思うように成功できなくなってしまう現象が起こり得ます。
なぜこのようなお話しをするかと言いますと、
コロナ前までは、明らかに勝ち組であったチェーン店の
直近の最新店舗を視察・調査しましたら、
確かに以前よりも成功をもたらした要素は強化されていて、
レベルアップしている状態は確認できるのですが、
なぜかお客様に支持されていない状況が見受けられています。
これまでも環境変化前の勝ち組のチェーンが、
環境変化後に成功しづらくなる現象は見受けられましたが、
同じ現象だとしますと、
環境変化によってお客様のニーズに変化が起きているものと
考えなくてはならないかもしれません。
あくまでも仮説ですが、
これから検証してご支援に活かして行きたいと考えております。
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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します
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