2020/6/15号:営業再開後の稼働が、ある程度戻った後のテーマについて

  緊急事態宣言にともなう休業要請を受けた休業状態から、

すべてのエリアが営業再開できることとなりましたが、

先行して再開できているエリアにつきましては、

個別の店舗単位での客数増加の程度に違いが出ていますが、

週を重ねるごとに総じて客数が増加している状況が見て取れます。

  もちろん、休業前や新型コロナウイルスの影響前の客数まで回復するのか、

固定化されていた常連客が戻っているのか、

客数の量や質の議論はありますが、

経営面ではまだまだお客様を増やさなければならないことは事実ですので、

次に取り組むべきは市場の回復に乗じた反転攻勢のタイミングの見極めと施策を

しっかりと議論することです。

 

  反転攻勢の手段としては、いくつかの施策が考えられますが、

弊社でも新規出店やリニューアルのご検討にあたり、

加熱式タバコプレイエリアの設置のご相談が顕著に増加しておりますので、

今回は加熱式タバコプレイエリアの設置の是非について、

ふれてみたいと思います。

  加熱式タバコプレイエリアの設置につきましては、

あたりまえですが長所と短所があります。

  もちろん、主な長所のひとつは、ご存知のとおりに、

ご遊技しながら喫煙したいお客様の支持を受けることができ、

全館禁煙の競合店に対する差別化になることですが、

主な短所のひとつは、

喫煙コーナーと禁煙コーナーとの機種構成面での棲み分けが難しい点です。

  短所も実は多くありますし、短所に上手に対処できていない状態が見受けられる、

加熱式タバコプレイエリア設置店舗を調査しますと、

シェア面での総設置台数の競争力が発揮できていない結果、

本来の客数シェアを得ることができていない現象が見受けられます。

  実際、加熱式プレイエリアの設置によって、

増客効果が見受けるケースもありますが、

増客につながっているとは判断しづらいケースも多いです。

  したがいまして、

加熱式タバコプレイエリアの設置は必ず成功できるとは限らない施策ですので、

分析しない感覚的で安易な導入は危険です。

  弊社のご支援でも、思い付き程度の安易な導入は思いとどまっていただくように、

弊社がしっかりとした分析をご提供し、

しっかりとした議論を重ねてご検討されますことをお勧めしております。

  成功の方程式が成立しているとは言い切れない施策であればこそ、

先行者優位の構造を持ちやすいとも言えますので、

今後の反転攻勢の手段としては有力な施策であると考えておりますので、

弊社も研究テーマとして調査・分析を重ねて、

ご支援に活用して参りたいと考えております。

 

  次回の7月の研究会では、

加熱式タバコプレイエリアの設置についての可能性についてふれたいと考えております。

  詳しくは後日ご案内申し上げますので、ご期待ください。

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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