2020/10/26号:薄利多売の是非を考える

  パチンコ店ビジネスにとっての王道の営業は、できるだけお客様のご負担を

軽減するように玉利を低くする薄利多売であるかと思います。

 

  一方で、競合店が薄利多売のビジネスモデルで徹底した営業をしている場合において、

対抗するためには、より一層の薄利多売で挑むのか、薄利多売以外のなんらかの

付加価値を持つことにより、その魅力で対抗できる状態とする方向性となります。

 

  お客様が対価を支払っても良いと思える、薄利多売以外の付加価値を

作り上げることができれば、薄利多売の競合店よりも利益率等お客様の

ご負担が多い営業であってもビジネスモデルとしては成立します。

 

  経営面でのセオリーでは、薄利多売は企業体力で優る方が採用する手法で、

付加価値を作り利益を高める方は企業体力が劣る方が採用すべき手法と言われています。

 

  ある程度の企業規模まで到達しているチェーン店であれば、

企業体力を活かした薄利多売のビジネスモデルで勝負することは正しいと言えますが、

そうでないチェーン店であれば、薄利多売は経営面では厳しい状況が続きやすく、

市場が厳しくなればなるほど、継続性が難しくなります。

 

  したがいまして、たいていのチェーン店はお客様が対価を支払っても良いと思える

付加価値を作り上げる方向性で努力すべきことがセオリーではあるのですが、

実務面で考えますと、そのような付加価値を作ることが難しいところから、

結局中途半端な付加価値作りと中途半端な利益率で苦しみやすい構造に陥ってしまいます。

 

  今後のパチンコ店ビジネスは、客数というよりは売上・利益面での観点で、

市場が縮小しやすい環境となりますので、薄利による多売の構造は作りづらくなります。

 

  したがいまして、お客様が対価を支払っても良いと思える付加価値を

作り上げることができ、ビジネスモデルとして成立させられるチェーン店だけが

生き残ることができるということが、経営面でのセオリーから説明できます。

 

  企業体力が劣る小さな会社の経営では、薄利多売は愚策と説かれておりますので、

追い込まれてからではなく、早めに付加価値作りに向けて着手していただければと思います。

  今回のようなテーマを含めて、11月に研究会を開催致します。

  儲かるパチンコ店チェーン店となるための視点やヒント、

セオリーをお伝えしたいと考えております。

 

  詳しくは、次回のメルマガでご案内致しますので、ぜひご参加に向けてご検討ください。

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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