2019/11/11号:ビッグネームの遊技機しか売れない原因を考える

  スロット北斗の拳 天昇の導入が始まりましたが、

期待ほどの初動ではないかもしれませんが、

新台好きのお客様の反応は見受けられているかと思います。

  十分ご存知のことではありますが、

ここ最近の新台で比較的に長持ちしている機種は、

スロットのリゼロを除けば、

ビッグネームのシリーズものとなっています。

  こういった状態は、消費者相手の成熟した商品を扱うビジネスで

起こりやすい現象であることは、

ご支援等を通じてお伝えしていることですが、

完全新規則機時代への移行の過程にありますので、

今回あらためてお伝え致します。

 

  いわゆるビッグネームしか売れない商品を扱っている業界で言えば、

代表的な業界はビール業界です。

  アサヒはスーパードライ、キリンは一番搾り、

サントリーはプレミアムモルツがビッグネームですが、

そういったビッグネームの派生商品は一定の売上をあげますが、

新商品を発売しても余程画期的な商品でない限りは、

すぐに市場からもしくは売り場から消えてしまっていることが、

通常見受けられる光景です。

  これも成熟した商品を扱っている業界だからこそ、

同じ現象をもたらしています。

  成熟した商品を扱う業界では、

お客様にとってのひと通りのニーズに対応しきった状態ですので、

新商品に対する期待感が薄れており、

広告宣伝活動によって踊らされなくなってしまっている結果、

無難な商品選択しかしない傾向や

ビッグネームの安心感を支持する傾向が強まっているから

起こってしまう現象です。

  さらに商品を開発するメーカー側も

ビッグネームの派生商品は一定の売上をあげることができますので、

投資回収の見込みが立てやすいことに対して、

ビッグネームでない新商品の場合には投資回収の見込みが得られないため、

余計にビッグネームに頼ることとなってしまうこととなります。

  このように、消費者側の心理やメーカー側の事情から、

成熟した商品を扱うビジネスでは、

ビッグネームでしか、一定の売上を期待できない傾向が

ますます強まります。

 

  今後の完全新規則機時代への移行の過程で、

さまざまな新商品が発売されますが、

ビッグネームの派生商品では一定の売上を上げやすい傾向と、

ビッグネームではない新商品では余程の画期的な新商品でなければ、

すぐに市場から姿を消す傾向は変わらないはずです。

  蛇足ですが、飽和したビール業界でも、

これまでの大手メーカーの味に飽きたお客様は

クラフトビールを支持する傾向にありますが、

一部のコアなお客様が支持する個性が強い新商品が

パチンコやスロットでも発売されることを期待したいです。

 

  今週の14日に多店舗展開のノウハウをお伝えさせていただく勉強会を開催します。

  完全新規則機時代への移行の過程でもありますし、

受動喫煙対策といった環境変化に的確に対応するためにも、

他業界での知見も含めてさまざまな知識やノウハウを持っておくことが効果的です。

  セミナー形式でもありますので、お気軽にご参加いただけましたら幸いです。

  詳しくはこちらでご確認ください。

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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