2021/2/15号:台粗利が低下するからこそ、チェーン店として取り組むべきこと

  当たり前で恐縮ですが、利益は売上から経費を含む原価を差し引いた残りです。

 

  したがいまして、利益を増やすためには、売上を増やすことと原価を減らすことの

両方に取り組むか、片方に取り組むかの選択となります。

 

  ここまでは当然なお話ですが、個店単位とチェーン店単位の取り組み

という観点から観ますと、売上を増やすことは個店単位で可能ですし、

店舗間で商圏特性やシェアなどが大きく異なる場合には、チェーン店として

統一して取り組むよりも個店単位で取り組んだ方が良い結果を生むことがあります。

 

  一方で、原価を減らすことは、個店単位で取り組むよりも、チェーン店として

取り組む方が良い結果を生むことが多いですし、個店単位では一定の限界があります。

 

  パチンコ店ビジネスにおいては、今後ますます台粗利が低下する見込みですので、

もちろん売上を増やす努力はし続けなくてはなりませんが、一方で原価を低減する

努力につきましては、個店単位での取り組みだけでなく、チェーン店として

取り組むことに余地がないか、探っていただくことがお勧めです。

 

  なぜなら、他業種のチェーン店マネジメントにおける原価低減の取り組みに対する

重要度の置き方と比較しますと、業界価格という言葉が存在する通りに

パチンコ店ビジネスにおける原価低減の取り組みに対する重要度の置き方が

総じて低いはずだからです。

 

  追い詰められてから取り組むのではなく、台粗利が低下することは不可避との

想定に立って、少しでも早く取り組まれることをお勧めします。

 

  弊社も結果としての利益ではなく、原価低減をチェーン店の力を使って

構造的に低減することをアドバイスして参りましたが、まだまだご支援を通じて、

原価低減の余地を感じますので、お伝えさせていただきました。

 

  なお、こちらで表現しております原価は、お客様に還元する意味合いの

原価低減ではございませんことをお含みおきください。

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

配信停止はこちらよりお進みください