緊急事態宣言が延期される見込みが高まっておりますが、今回はそのような中でも
攻めの経営をしている企業の考え方をご紹介したいと思います。
家具・インテリア小売業のニトリとビジネスホテルのアパグループの2社は、
業種はまったく異なりますが、不況期における攻めの経営において共通した考え方を
持っています。
2社とも、
①好況と不況は繰り返し、好況時には土地や建物の価格は上がるが、
不況になれば大幅に下がる。
②景気が悪くなったほうが、投資が容易になり、優秀な人材が採用できるので、
チャンスは多い。
③不況時に積極的に投資する結果、不況を経るごとに、シェアを向上させることができる。
2社とも、現状のコロナの影響による日本経済の悪化を自社有利に活用して行く
姿勢が共通していますが、両社とも土地や建物を必要とする店舗ビジネスであり、
シェアを向上させることが収益性につながるビジネスである点が共通しています。
特にアパホテルは、楽天トラベルといった外部の宿泊予約サイトに頼らずに
自社サイトを通じた直販にもこだわっており、これも価格競争に備えたシェアを
奪うための布石です。
一般的には、好況時に積極的に投資してしまいがちではありますが、
不況時は比較的投資額を抑えやすいために損益分岐が低い店舗を作りやすく、
優秀な人材も採用しやすいなどのメリットを最大限活用することが、
シェアアップのポイントであるとの考え方は、店舗ビジネスにおけるセオリーに
沿った考え方です。
もし、好況時に蓄えた企業体力をお持ちであれば、ひとつの前向きな考え方ですので、
ご紹介させていただきました。
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