2021/1/25号:横並びとなる戦略となってしまうデータ分析は正しいか?

  今回は分析のご支援をさせていただく立場としての自戒の意味も込めて、

分析の注意点をお伝えしたいと思います。

 

  普通に考えれば当然のお話しですが、競合店が使っているのと同じデータを用いて、

そのデータをベースに競合店が使っているのと同じツールを用いて分析していれば、

同じ視点で分析していることとなる結果、自ずと導かれる結論は競合と同じ方向性を

向いていることとなりますので、同じ戦略を採用することとなってしまいます。

 

  現実の姿としまして、機種選定をはじめとして諸々の営業に関する施策や方向性が、

どのお店でも似たり寄ったりであることは、よく見受けられる光景です。

 

  このことは、データを用いて分析する場合の注意点です。

 

  対処策のひとつは、競合店が用いているであろうデータやツールとは異なった

視点を持てるようにデータのあり方やツールへの工夫を徹底することですが、

今回はもっと根本的なポイントをお伝えします。

 

  それはデータの限界をふまえて、結果として競合と同じ方向性を向くことがないような

戦略の構築の本来のあり方に立ち戻ることです。

 

  データを用いる価値は戦略の精度や確実性を高めることにありますが、

あくまでも過去データですので、過去データの分析からは未来は見えません。

 

  戦略を構築する際には、強い意志をもった未来像を描くべきで、そういった戦略を

持っていれば、競合店と同じデータを同じツールで分析している危険性を自然と

理解できますし、どういったデータが戦略を構築するうえで必要かが浮かび上がり、

競合店と大きく異なったデータやツールで分析することが可能となり、

貴社を高い次元に導く流れができるはずです。

 

  弊社も業界で流通しているデータやツールで分析できるような視点では、

競合店と似たり寄ったりの結論となってしまい、ご支援先様の競争力には

結びつけることはできないとの立場に立って、ご支援先様が競争力を

発揮できるようにデータとツールに工夫を徹底して、分析のあるべき姿を

ご支援先様にご提供させていただくことにこだわり続けたいと思います。

 

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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