最近のご支援の傾向として、不振店の再生であったり、チェーン店における
スクラップ&ビルドであったり、環境が厳しくなる中で、そういったご支援の
増加傾向を感じておりますが、今回は経費構造面での競争力について、
お伝えしたいと思います。
今後はスロットを中心に台粗利の低下傾向が続くかと思いますが、営業面での競争力は、
稼働率や客数シェアなどといった結果の数値で表現したり、弊社の営業能力調査のように
お店作りのチェックリストで精査することは可能です。
一方で経費構造につきましては、遊技機購入費やホールスタッフの人件費については
ある程度把握できるかもしれませんが、その他の経費については把握しづらいですし、
ましてや競合の経費構造については把握しづらいはずです。
結果、経費構造面での相対的な競争力は測定しきれていないことが通常の姿かと思います。
今後は台粗利が低下傾向が続く中でも利益を生み出すためには、経費構造における
競争力の観点が相対的に重要性を帯びてきますし、まだまだ未開拓な領域であることから、
改善余地や研究余地が大きいはずです。
例えば、ひたすらコスト削減の努力をすることも、ひとつの方向性かもしれませんが、
一定の売上・稼働率・客数シェアなどを確保するためには、最低限の必要金額などの
基準があるはずですし、できれば最適な経費構造の基準を模索して設定できていることが
理想的です。
不振店やスクラップ対象のお店の場合には、総じて最低限の必要金額を満たして
いなかったり、最適な経費構造からほど遠い状態が通常の姿であることが、
ご支援を通じての実感です。
コスト削減し過ぎて、最低限の必要金額を下回っていたり、最適な経費構造から
離れてしまえば、営業面で苦しむことは自明のことです。
したがいまして、ある程度売上・稼働率・客数シェアなどを確保しているお店にとりましては、
最低限の必要金額を満たしたうえでの最適な経費構造を持たせ続けることが重要ですし、
そのうえで競合対比で競争力を持っているかがポイントです。
また、不振店やスクラップ対象のお店にとりましては、最低限の必要金額と
最適な経費構造の観点から考えますと、再生のヒントが得られるはずです。
今回は経費構造面での競争力に関する考え方の一端をお伝えしておりますが、
厳しい経営・営業環境の中で、苦戦するお店が続出するとしますと、
ただただ営業強化するだけでなく、経費構造面での改善余地を模索していただくことも
必須の取り組みとして、お勧め致します。
来週の12日に弊社主催の研究会を開催します。
今回はアンケートにおけるご要望にお応えしまして、研究会と別枠で、
当面の業績向上に役立つ視点やヒントをお伝え致しますので、
ぜひご参加に向けてご検討ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します
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