2019/7/29号:お客様へのご挨拶について

  今回は、飲食店ビジネスのコンサルティングを行なっている際に出てきた議論の中から

ヒントとなりそうなテーマ「お客様へのご挨拶」について、考えてみたいと思います。

  外食産業・飲食店ビジネスにおいて、

仮に業績向上のための改善活動を行う際には、

まずはQSCの改善から着手します。

  最近では、500円ランチといったマーケティング施策で

大幅に業績を上げているケンタッキーフライドチキンの例もありますが、

マクドナルドではマーケティングにおける巧みさももちろんありますが、

QSCの改善活動から着手し、

これまで何回も苦境を脱してきました。

  このうち、「S」であるサービスを考えました場合に、

消費者相手の店舗ビジネスでは、

お客様が来店された場合や店内でお客様とすれ違った場合には、

お客様に「いらっしゃいませ。」とご挨拶することによりまして、

歓迎の気持ちやご来店に対する感謝の気持ちを表現することが

通常行われております。

  外食産業・飲食店ビジネスではご挨拶がないお店はとても珍しいです。

  とても珍しいので、逆に挨拶しない店舗ビジネスがあるのかが議論となりました。

 

  よく考えてみますと、お客様が店舗の建物の入り口に入店された際に、

「いらっしゃいませ。」と挨拶がないビジネスは、意外とあります。

  デパートやスーパー、ドラッグストア、イオンのようなモールなどでは、

入り口で「いらっしゃいませ。」と挨拶されるケースは珍しいかと思います。

  ただし、それらのビジネスでは、入り口では挨拶がなかったとしても、

各売り場単位や通路でお客様とすれ違った場合には、

「いらっしゃいませ。」と挨拶されることが普通ではないでしょうか?

  そう考えますと、パチンコ店では入り口はもちろんのこと、

お店によりましては、お客様ですれ違った場合にも、

「いらっしゃいませ。」と挨拶しないお店もまだまだ見受けられます。

  むしろ、冷静に考えますと、消費者相手の店舗ビジネスの中では、

パチンコ店ビジネスくらいではないでしょうか。

 

  仮に他の消費者相手の店舗ビジネスで、

お客様にまったくご挨拶しないお店があるとしましたら、

とても雰囲気が悪いお店と感じるはずですし、

コンビニですら挨拶する時代にきっと繁盛するはずもありません。

  QSCが徹底していても業績が悪いのであれば別の議論かもしれませんが、

QSCができていない状態で業績が悪いようでしたら、

他の消費者相手の店舗ビジネスの観点から考えますと、

ある意味当然の結果ということとなります。

 

  これからのパチンコ店ビジネスにおいても、

さまざまな環境変化の時期を迎えますので、

業績向上のための改善活動は必須の取り組みとなるかと思いますが、

その際にはQSCの徹底から取り組むことも必須のはずです。

  弊社も店舗の改善余地を診断させていただくサービス(営業能力調査)を

より良いものとすべく努めて行くことによりまして、

貢献して参りたいと考えております。

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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