2019/7/16号:新規出店やグランドリニューアルへの迎撃策について

  新規出店やグランドリニューアルのご支援や、

新規出店やグランドリニューアルの迎撃のご支援に今現在も取り組んでおりますので、

新規出店やグランドリニューアルで攻める側であれば、

競合店の迎撃策を想定したり、

迎撃策の効果検証を行いますし、

新規出店やグランドリニューアルを迎え撃つ側であれば、

迎撃策を立案することとなりますが、

今回はよく見受けられる迎撃策の立案ミスについて、

お伝えしたいと思います。

 

  迎え撃つ側で必要な判断は、

自店の設置台数(増台余地を含め)が、

その新規出店やグランドリニューアル自体を

失敗に追い込める可能性がある設置台数であれば、

失敗に追い込む可能性を高めるための迎撃策の立案・実行に努めるべきです。

  新規出店やグランドリニューアルが成功してしまえば、

今後も同様の動きが起きる可能性が高まることも考えられますし、

成功後にはシェアの逆転は難しくなりますので、

徹底的に失敗に追い込むべきです。

  一方で、その新規出店やグランドリニューアルを

失敗に追い込める可能性がある設置台数まで、

自店も届いていない状態で、

他の競合店も届いていないようであれば、

その新規出店やグランドリニューアルは成功してしまいますので、

失敗に追い込むというよりは、

自店の生き残りがテーマとなりますので、

その新規出店やグランドリニューアルが成功したとしても、

どのような形で自店が生き残るかを考えるべきということとなります。

  その場合に有効な方向性は、

新規出店やグランドリニューアルによって、

市場における競争環境が変化しますし、

シェアの変動もありますので、

自店も適切な戦略性をもってリニューアルなどの施策を実施し、

2番店や3番店等の生き残れる一定のシェアポジションの確保に努めたりといった

競争環境が変化することを利用していく発想が重要です。

 

  このような考え方からみますと、

よく見受けられる迎撃策の立案のミスは、

失敗に追い込める可能性がある設置台数であるにもかかわらず、

失敗に追い込むような動きをせずに成功させてしまうミスであったり、

失敗に追い込める条件を自店が持ち合わせていないにもかかわらず

過剰な動きをしてみたり、

市場の競争環境の変化を利用して

一定のポジションを確保する動きをしなかったりといった戦略ミスです。

 

  迎撃策を立案するうえでは、

ただリニューアルを行うということではなく、

どういった方向性で迎撃策を考えるのか、

戦略性をもったうえでの迎撃策の立案であるべきです。

  なぜならリニューアルひとつを考えてみましても、

失敗に追い込むリニューアルと

一定のポジションを確保するためのリニューアルでは、

内容が大きく異なるからです。

  迎撃策が失敗してしまいますと、

その失敗は挽回不可能なはずですので、

戦略性をもって迎撃策をお考えいただくことが重要です。

 

  多店舗展開に取り組まれているチェーン店様であれば、

迎撃策の的確な立案は必須の取り組みテーマであるはずです。

  弊社も実務面でのご支援を通じて、

また多店舗展開のノウハウの一環としまして、

的確な迎撃策の立案のお手伝いに努めて参りたいと考えております。

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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