2022/5/24号:パチンコ店チェーンが衰退しないための工夫

  前回のメルマガで、

プロダクトライフサイクルという概念をご紹介したうえで、

パチンコ店ビジネスが衰退しない理由を

マーケティングの観点からご説明致しましたが、

今回はそれをふまえて、

パチンコチェーン店が衰退しないための工夫について、

マーケティングの観点からひとつご紹介致します。

 

  まずは前回のポイントをご紹介します。

 

  プロダクトライフサイクルとは、

あらゆる商品は導入期から成長期を経て、

成熟期を迎え、いずれは衰退期を迎えるという考えですが、

ある製品や商品を主軸としたビジネスも

同じように遷移することとなります。

 

  ところが、プロダクトライフサイクルが長くなって、

なかなか本格的に衰退しないケースが存在しておりまして、

その理由として以下の2点が考えられます。

 

  ①代替品が出現しない平穏な市場である

  ②ミニプロダクトライフサイクルによって、

     市場が常に活性化・延命化している

 

  パチンコ店ビジネスは

パチンコ台とスロット台を主軸としたビジネスですが、

すでに成熟期を迎えてから長い年数が経過しています。

  もちろん、市場は縮小していますので、

衰退期を迎えているという言い方もできるかもしれませんが、

まだまだ大きな市場規模を持っていることも事実で、

衰退しきっているとは言えない側面があります。

 

  上記の説明の通りに、

①の代替品という意味では多少はあるかと思いますが、

パチンコ店ビジネスから大きくお客様を奪うビジネスは

見当たらない面もありますし、

②のように善し悪しは別としまして、

規則改正に伴った遊技機のスペック変更を通じて

市場に一定の刺激が与えられ、

一定の活性化効果があるとも言えます。

 

  そういった観点では、

規則改正のような追い込まれた活性化・延命化の動きではなく、

お客様を飽きさせないような

本来の活性化・延命化の策を定期的に起こすことができれば、

パチンコ店ビジネスはこれまで通りに

プロダクトライフサイクルの長さが続くものと考えられます。

 

  以上が、前回のポイントですが、

実は①と②はパチンコチェーン店にとっても

同じ解釈ができます。

  ①で例えれば、

パチンコ店として他社のお店では代替できないほどに

高いレベルのお店作りをしていれば同じ効果を得られます。

  さらに②で例えれば、

市場を活性化するような取り組みを

お店作りに反映できれば同じ効果を得られます。

 

  ①の観点も意識せず、

②の観点も意識がない状態で、

これまでの延長線上の漫然としたお店作りをしていては、

将来的には衰退してしまうことは、

ある意味理論通りの帰結です。

 

  弊社もお店作りに関するアドバイスを通じて、

パチンコ店ビジネスの活性化・延命化につながる取り組みの

サポートを意識しておりますので、

常に「地域のお客様が体感・体験したことがないお店作り」を

強く意識していただくようにアドバイスしております。

  そのような意識でお店作りをすることが

習慣化したチェーン店さんは、

必ず衰退しないものと確信しております。

 

  来月に弊社主催の研究会を開催致します。

  ①と②を意識した視点やヒントをご提供できればと考えております。

  後日あらためてご案内致しますので、ご参加に向けてご検討いただけましたら幸いです。

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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