先週の金曜日に町田の楽園さんを調査・視察してきました。
小田急線とJR線との間の乗り換えルートに立地しておりますので、
店前の交通量の観点では、
申し分のない立地と言うことができますが、
居抜きの制約もあり、一定の難しさを抱えた新規出店ではあります。
町田の楽園さんは1月後半のグランドオープンであるところから、
季節指数との関係も注目すべき点ですが、
さらに注目したい点は、シェアの観点での推移です。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
町田駅前商圏単体で観ますと、
特に高単価の部門は、
PIA町田新館さんが独占シェアを確保している市場でした。
そこに台数面での競争力を持ちづらい状態で
楽園さんが出店する形となりますので、
独占シェアを崩すことができるのか、
一定のシェアを確保できたとしましても
収益性が伴う形でのシェアポジションを確保できるのか、
シェア戦略の観点からは非常に興味深い事例となるはずです。
もちろん、シェアの獲得競争を論点とするシェア戦略は、
社会科学の領域ですので、
自然科学のように方程式通りに
正確な結果を生み出すものではありませんが、
一定の法則性を指し示すものではありますので、
町田駅前商圏における楽園さんのシェアの獲得状況が
理論に沿った状態となるかを注視することは、
多くの学びを得る良い機会となります。
ご支援やセミナーなどを通じて、お伝えしていることですが、
理論を学ぶ価値は、自らが無駄な試行錯誤をすることを避けることであり、
自らが実験台になることを避けることにあります。
チェーン店として多店舗展開を推進する過程では、
新規出店やリニューアルに取り組むことは必然かと思いますので、
自らが実験台とならないように、
今回の町田駅前商圏の事例を注視のうえ、
分析にご活用いただければと思います。
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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します
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