スロットの5号機の主力機種の撤去が進行しますと、相対的に射倖性が高い4円パチンコに
お客様のニーズが移行して行くものと想定されることが通常のことかと思われますし、
供給側のパチンコ店としましても相対的に台粗利が高くなる4円パチンコにお客様の
ニーズが移行して行くことが望ましいことかと思います。
今回は、今月のエンタープライズシステムのコンサルレポートで、
パチンコ・スロット比率について検証しましたので、その内容を含めて
気付きをお伝えしたいと思います。
昨年の4月は緊急事態宣言の影響が含まれてしまいますので、昨年の3月対比で、
今年の3月のパチンコ・スロットの比率が設置台数と客数の観点で、どう変動しているか、
検証してみました。
昨年の3月と対比しました今年の3月の状態では、全国で観た場合、
パチンコ・スロットの設置台数での比率は61:39と変動が無いことに対して、
パチンコとスロットの客数比率では時間帯によってわずかな差はありますが、
2〜3%の値でスロットが減少し、パチンコが増加しています。
例えば、休日15時では61:39から63:37へ変動しています。
一年間で2〜3%の数値が変動している事実を高い数値と観るか、
低いと観るかの問題はありますが、想定通りに変動しているという見方もできます。
ただし、4円パチンコを増台する動きが散見されてはおりますが、
全国で観た場合には、思いのほか設置台数比率に変動がないということに
違和感を感じます。
したがいまして、客数比率での変動が、お客様のニーズの変化によるものなのか、
供給側のパチンコ店としての意志によるものなのかの観点で考えますと、
設置台数比率では変動がありませんので、客数比率の変動はお客様ニーズの
変化によるものであって、供給側のパチンコ店としては、まだまだ大きな
動きではない部分が見受けられます。
弊社も毎週のように、さまざまな商圏を分析しておりますが、今でも流入商圏で、
スロット客が流出している訳でもなく、低玉比率が高すぎる訳でもないにもかかわらず、
客数比率が8:2となっている商圏もすでに存在しています。
ちなみに等価の商圏です。
したがいまして、今はゆっくりとしたお客様ニーズの変化であっても、
スロットが6号機へさらに移行する過程では、急速に変化することもあれば、
これまで通りにゆっくりと変化することもあるかもしれませんが、
供給側のパチンコ店の意志によって変化を促す動きが加われば、
変化はより強いものとなりますので、当面はしっかりとパチンコ・スロットの
設置台数比率と客数比率を注視して行く姿勢は必要不可欠です。
今週の7日水曜日に弊社主催の勉強会を開催します。
当面の環境変化へ適応するために必要なテーマに関するセオリーや
ノウハウを中心にお伝えしますので、ぜひご参加に向けてご検討ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
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