2021/4/16号:多店舗展開のポイントについての学術的な見地について

  すでに読まれた方々もいらっしゃると思いますが、4月13日の日経新聞で

京大教授の若林先生の特集記事「多店舗展開、知識移転が重要」が掲載されて

いました。

 

  若杉先生はサービス経営学の先生ですが、パチンコ店ビジネスにも

役立つ見解をお持ちですので、私もフォローさせていただいておりますが、

今回は読者の皆さんのお役に立てそうな部分を以下に挙げさせていただきます。

 

  「国内や海外に複数の店舗や事業所を持つ企業が、それらを十分に活用し

シナジー(相乗効果)を引き出す経営をしているかについては、

「複数事業所経営」(マルチユニット・マネジメント)の問題として、

経営学で議論されている。

  (中略)米メリーランド大学のジェラルド・ヘイグ名誉教授らは、

多数の事業所を展開する組織の強みと弱みについて整理している。

  強みは、様々な地域市場において特定の製品・サービスを展開するので、

規模の経済が発揮できる。

  次に複数の地域にある事業所や本社の間で、市場や製品・サービスについての

知識の移転、共有、創造をする組織学習を行うならば、全体のシナジーが発揮できる。

  弱みは、複数の事業所の間で組織の壁のために組織学習が進まないと、

競争力が低下する点だ。

  次に事業所数が増え、肥大化すると大企業病が起こり、適応力を失う。

  つまり多くの事業所を展開する企業は、内部での組織学習の活性化が

競争力構築の鍵となる。」

 

  弊社もご支援先様には、店舗数が多ければ多いほど、多くの試行錯誤の結果としての

知恵やノウハウが蓄積されているはずで、そういった知恵やノウハウを組織として

共有化できる仕組み作りが、チェーン店の競争力につながるということをお伝えして、

ご支援させていただいておりますが、あらためて現在でも学術的な見地から効果的と

お墨付きを得られているものと勇気づけられております。

 

  読者の皆様のチェーン店様におかれましても、多店舗展開の弊害を防ぎながら、

多店舗展開の長所を競争力に結び付ける意識で取り組まれることをお勧め致します。

 

  多店舗展開のノウハウにつきましては、弊社勉強会にてご提供しております。

 

  先週の勉強会もストリーミング配信にて現在もご提供中ですので、

ご興味がございましたら、ご検討いただけましたら幸いです。

 

  詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

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チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

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