2021/6/25号：牙狼の大量導入から観えること

話題機の牙狼の最新作が導入されて、ある程度期間が経過しておりますが、

状況はいかがでしょうか。

１ボックス４０台と大量導入した店舗を中心に、２０台のハーフボックスで

導入している店舗があるなど、エリアとして大量導入しているエリアでは、

エリア総客数に占める２０円スロットの比率が減少して、４円パチンコの比率が

上昇している現象が見受けられます。

もちろん、初動の良さがもたらしている一時的な現象となる可能性も

あるかもしれませんが、一定期間持続するだけでも、その意味することは

重要なことではないかと思われます。

なぜなら、今後の台粗利を想定しますと２０円スロットの台粗利の減少分を

４円パチンコで補うべく４円パチンコを強化したい方向性は、併設店であれば

同じかと思いますし、４円パチンコの強化のきっかけは、お客様にとって

魅力的な集客力のある遊技機があってこそ取り組みやすいことも、

お考えは同じ見解かと思います。

そのような観点で考えますと、今回の牙狼の大量導入で２０円スロットのお客様を

４円パチンコに回遊させることも含めて、４円パチンコの強化のきっかけが作れる

可能性を示唆しているとしますと、今後のパチンコの話題機の大量導入によって、

４円パチンコの強化や増客に結びつけることやパチンコ・スロットの設置比率の

変更などの実現可能性が観えてくるはずです。

ただし、現時点での注意点は、商圏内に牙狼が大量導入されていないエリアでは

同じような現象が見受けられない点ですので、より一層の検証は必要かと思いますが、

明るい材料として活用していくことが業績向上を目指すうえでは大切なことでは

ないかと考えます。

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