2021/4/30号:対抗策としてのリニューアルのあり方について

  地域最大の大型店の新規出店への対抗策として、昨年の11月に地域最大の大型店に

グランドリニューアルしたお店の状況を今週に視察しました。

 

  ご支援先様にはお伝えしておりますが、大型店の出店は既存店の設置台数を

圧倒した設置台数で出店する場合には成功確率が高いはずですので、

先に地域最大で新規出店した側のお店は成功している状態で推移しております。

 

  それに対して、今回視察しましたお店は対抗策として地域最大の設置台数で

グランドリニューアルしておりますが、わずか10台上回っている程度ですので、

先行して新規出店したお店を圧倒している訳でもなく、実際のところ新規出店した

お店の稼働状況を崩し切れておりません。

 

  結果としてこれまで、ほぼ同じ客数で推移しております。

 

  今回、グランドリニューアルしたお店のお店作りを現地視察しましたが、

大型店同士の競争に際してこだわるべき差別化の作り込みができていない状態でしたので、

新規出店への対抗策としてただ大型化しただけのお店でした。

 

  中長期で観た場合の結末はもちろん推測の域を出ませんが、よくて互角の競争状態で、

互角の競争だからこそ儲けづらい状態が続くだけに終わりそうな感触でした。

 

  したがいまして、設置台数だけで競争に打ち勝てるようであれば成功確率は

高まりますが、設置台数が互角の場合には打ち勝てるだけの差別化の仕掛けが

必要不可欠であると、あらためて痛感した次第です。

 

  グランドリニューアルは多額の投資を必要としますので、設置台数だけで勝てるのかを

見極めることと、勝てない場合には成功確率が低くなりますので、差別化要素の構築に

妥協せずにこだわることをお勧め致します。

 

  今回の事例の詳しいレポートは、ご支援先様へご送付しております

弊社のニュースレターにてご提供致します。

 

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

チェーン店様が成長する過程で必ず抱えるニーズに万全な体制でサポート致します

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

配信停止はこちらよりお進みください